韓国ドキュメンタリー映画「パーティー51」

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Offshoreの山本佳奈子さんが個人で配給している映画とのことで、韓国ドキュメンタリー映画「パーティー51」を見てきました。良い映画だったのでいろいろ記憶が鮮明なうちにメモしておこうと思います。

奇跡的に成立する、ビオトープ的な居場所。

ソウル市内のホンデ(弘大)地区の都市再開発のために、立ち退きを言い渡された建物が映画の舞台です。その建物に入居していたうどん屋「トゥリバン」の夫婦は、建物に立てこもるのです。

ホンデ界隈の家賃高騰でライブハウスが次々と閉じられて、その影響で演奏場所がなくなってしまったインディーズのミュージシャンたちがトゥリバンの夫婦を助けるため、連日のように音楽ライブをトゥリバンで開催するというのが前半の主なストーリーです。

ストーリーだけ書くとスカスカになっちゃいますが、合間合間にさまざまなジャンルのインディーズ音楽の演奏シーンが流れ、アーティストそれぞれの葛藤が描写されます。後半以降を書くとネタばれになると思うので詳しくは映画をご覧下さい。

ライブハウスに人が入っている韓国でも音楽で食べていけない現状があるようで、映画の中ではソウル駅前の家賃1万円ぐらい(正確な数字は覚えていないですが、とにかく安い)のマンションに、男性三人で部屋を借りていると描写されていました。

チラシに場づくりとか居場所という文字があったので、映画を観る前は2001年か2002年に訪れた、ホンデのkakehashiという日韓の架け橋となることを目的としたカフェ(今もあるようです→韓国新村『カケハシ』で楽しい日韓交流会を)のような場所をイメージしていました。

でもこの映画で僕が見たトゥリバンの印象は、ソーシャルメディア上で一時的に盛り上がる場所、たまたま条件がそろったことで光が光があたり、生物が集結してくるビオトープのような流動的な場所でした。

ちなみにホンデ(弘大)の僕の印象は、デパートや映画館のある商業地+大学が集結する学生街という感じで、東京だと吉祥寺みたいな場所だと思います。

クリエイターがどうやって成熟した市場で自分の居場所を見つけて生活していくのか。

配給元の山本さんが 政治活動と政治的な活動、音楽を核とした場づくり仕事づくり-『パーティー51』上映後トーク:アサダワタル×HOPKEN杉本×Offshore山本|Offshore で書いておられる

韓国インディー音楽って日本ですごく人気があって、どうしてもこの映画を語るときに音楽自体の話になることが多い。でも、私がこの映画から読み取りたかった文脈って、インディペンデントなクリエイター達がどうやって表現活動しながら食っていくのか?とか、社会という観点で切り取りたかったんですよ。

という観点で思うところを、稚拙すぎてまだことばにすることができないのですが、あとで説明できるようにその片鱗のメモだけ残しておきたいと思います。

・コンテンツとコミュニティにわけてメディアを説明する
ビジネスモデルキャンバスを描き、チャンネル部分を使ってムーブメントを説明する
・ムーブメントをビオトープ的なメディアとしてとらえる

・居場所を獲得するために必要なものはシンプル
 ・スケールしていくビジネスモデル
 ・場主との協働

なんとなく、誰かとしゃべっているうちにことばになる気がしました。サロン文化大学で上映企画できないかなあ。