病院の待合室こそ気持ちのデザインが不可欠だ

先日は母の手術のため、病院の待合室に長い時間おりました。待合室には患者さんかお見舞いに来られる方が読んだであろう本が無造作に置かれていて、かなりドキッとする内容でした。

気持ちが安定しているときであれば気にならないと思いますが、安定している人は病院には少ないでしょう。本のチョイスや椅子の数、話す人の声など、ノイズにならないようにデザインされた形状、配置、導線になっていればもう少しリラックスした空間になるだろうと思いました。

山崎さんが執筆する鹿島ダイジェストの記事「がん患者を受けとめる家」によれば、病院で乳がんを宣告されたランドスケープデザイナーが患者の気持ちを受けとめる場所をつくったという話が掲載されています。

記事を引用させていただきますと、こんなことを意識した場所です。

「死の恐怖の中にあっても生きる喜びを失わないこと」。これがセンターのミッションである。そのために,適切な情報の提供,社会的なケア,感情面のサポート,金銭面や栄養面のケアなどを行う。患者だけでなく,家族や友人も利用することができる。

病院に行くたびに、この感情面のサポートする意識が欠けている、あるいは念頭にないのでは?と思うぐらいシステマチックなところが多いなと思います。

Maggie’s Cancer Caring Centres
http://www.maggiescentres.org/