2/24、早朝から芝田町のstudio-Lに行ってきました。studio-Lはコミュニティデザイナーの山崎亮さん率いるデザイン事務所です。詳しくは連載記事「狩野哲也、現場見学へ行く studio-L 前編 後編」をご覧下さい。
ワークショップ勉強会に参加してきました。参加者はstudio-Lの曽根田さん村岡さんしゅうさくさん、伊丹市文化振興財団の中脇さん、そして僕の5人です。
studio-Lの曽根田さんが言い出しっぺで、レジュメを用意してくださったのでとてもわかりやすかったです。レジュメによるとワークショップとは、形式ばった議論の場ではなく、参加者が主体的に話し合ったり、創発しあったりする場のことであり、みんなが平等に発言する機会が与えられやすく、最後に発表し合うことで、参加者同士の体験共有ができるというものなんだそうです。
その状況を支えるために基本的なルールとして、
・人の意見は否定しない…Yes, and ゲームなどで体験してみる
・その場の秘密は守る
などを最初に話しておくことが肝心とのことです。ワークショップを実施するうえでの留意点としては、事前にシュミレーションを繰り返すことが大事とのこと。
以前、取材でまちづくり関係のワークショップに訪れた際、まちの年配の方が、他の方の意見を全否定して凍り付いている現場を目撃しましたが、最初から人の意見を否定しないというルールを徹底しておかないとしんどくなりそうですね。
ワークショップの進め方のコツとしては、
・出てきた意見は否定しない
・すべての意見を拾い上げる
とのことですが、話の長すぎる人には「ストップしてください」と言うのではなく、他の人に意見をふるようにすればいいと聞きました。
KJ法の進め方
◎テーマ設定→1単位化→2グループ化→3構造化→4文章化
4は図解を見ながらわかったことを文章化するのですが、この作業がうまくいかない場合は、配置に問題があるので、うまく表現できるように配置を変更する必要があります。
2のグルーピングはみんなで考えると「みんなの意見をみんなでまとめた」という実感が生まれるとのことです。
実際に参加者兼タイムキーパー役で体験してみたところ、ファシリテーター役は本当に実践を繰り返さないと引き出しが増えないなと感じました。
狩野の場合は会社組織内で情報発信について話す機会が増えてきたので、基本的に上下関係があったり、普段そんなに会話をしたことがない人同士のところに入る機会があるので、「人の意見を否定しない」を実感してもらうために「Yes, and ゲーム」をなるべく導入ではじめたほうが良いと思いました。
[おまけ]3つの輪
どんな話の流れか忘れてしまったのですが、この図に感動しました!
[おまけ]参考文献