コロナと求人の関係性

これまでの求人具合

 アルバイトスタッフの募集をしている。いつもなら、多いときで両手いっぱいくらいの応募。少ないときでも片手で溢れるか溢れないか、くらいの応募がある。

(そもそも応募の数はそのくらいしかないんだけれど、それはそれでちょうどいいというか。無駄に「うちじゃない」応募をたくさん受けるよりは、「うちで働きたい」としっかり感じてくれている応募を受けたいというのもあり、募集ページでいいことばかり言わずにネガティブなことも多々いうようにしている)

 ところがだ、今回の応募では全くと言っていいくらい応募がない。非常事態で、異常自体だ。他の宿でも同じような現象が起きていると聞く。その理由を自分なりに考えてみたところ、コロナ禍というのが影響しているのではないか…というところに行き着いた。

忘れ去られた「旅」

 この夏休みも、ハタチ前後の学生旅人がちらほらと泊まりにきてくれた。聞けばその多くが「人生初の一人旅」「初めてのゲストハウス」「海外留学に行けなかったので」と。
 そうだ、彼らは学生時代の一番自由に旅ができる3年ほどを、旅せずに暮らしてきたのだ。
 通常であれば、学生時代に少しずつ「ひとり旅」という行為が周囲に現れだす。「あいつ、旅行くためにバイトで貯めてるらしいよ」だとか「あいつは海外ひとり旅で行って来たらしいよ」みたいな話が周囲に聞こえだし、旅が少しずつ身近になり、長期休みに近場のゲストハウスでも行ってみようかな、近場の旅行に慣れたら海外もいいよな、なんていうのが数年かけて行われてゆく(のかもしれない)。
 ところが、このコロナ禍。一時的に海外へのバックパッキングは皆無になり、留学もワーホリも頓挫した人が多い。国内旅行でさえ躊躇する。そんな時期も3年となれば、若者のある一定層からぽっかり「旅」が抜け落ちている(のかもしれない)。
 「旅」という行為のない学生時代を過ごした20代は、その後に「ゲストハウスで働く」という選択肢はないのかもしれない。

(まぁ、応募者がいないのは、そんな理由だけでもないと思いますけれどもね…)

ということで、10月から勤務できるアルバイトスタッフ、絶賛募集中です。今回はそこまで日数は入れなくてもOKで、週末メインの近所に住む学生さんなんかでも大丈夫です。また、2週間だけのヘルパーも募集しています。こちらは常時という訳でもないのですが、隙間隙間で。詳しくは下記のリンクから採用ページをご覧ください。

https://1166bp.com/recruit/2022

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