「善光寺郵便局、まじ風格すごくない?」

 先日、大門町を歩いているとき、後ろから(声からして)ティーネージャーだと思しき男性3人組が来た。同じ方向を向いて歩いているので、歩幅の違いはあれど、どうしても彼らの会話とともに私も歩くことになった。

「善光寺郵便局まじ風格すごくない?」

「建物すごい」

「え、千と千尋の神隠しじゃん」

「千が泣きながらおにぎり食ってた?」

その会話を聞いて、おー、彼らは楽しい旅をしているのだなー、などと私は思ってしまった。

善光寺郵便局は善光寺さんからまっすぐ伸びる中央通り沿い、大門町に位置します。善光寺さん側から見るとこんな感じ。写真の通りの右(西)側です。

ちなみに善光寺郵便局は1166バックパッカーズの最寄りの郵便局。オンラインストアで購入いただいた際はほとんどの場合、ここから発送しています。(クリックポストやゆうパック利用なので、後述の風景印は押せないのですが、ご希望の方いらっしゃれば、荷物のサイズにもよりますが普通郵便で切手貼って窓口から出します)

これが、先の男性たちの間で「え、千と千尋の神隠しじゃん」と話題に上った善光寺郵便局。江戸時代から脇本陣を務めていた老舗旅館・五明館のフロント部分が保存・活用されています。

建物の裏側に回ってみました。(郵便局など近隣施設の駐車場があります)。

御宿五明館扇屋本店 と看板が出ています。上の看板の左側には、長野日々新聞社の刻み。長野の新聞といえば信毎(しんまい)の相性で親しまれている信濃毎日新聞。信毎を調べると、名前が以下のように変遷しているそう。

「長野新報(1873(明治6))」

→「官許長野毎週新聞(1874(明治7))」

→「長野新聞(1876(明治9))」

→「長野日日新聞(1879(明治12))」

→「信濃日報(1880(明治13))」

→「信濃毎日新聞(1881(明治14))」

ありました、長野日日新聞。(が、五明館の看板に長野日々新聞社と刻まれている理由がわからないのですが、どうしてなのでしょう。)

それにしても気にしてみると、気になる箇所が増えてきて、どんどん調べ続けたくなりますが、ちょっと話を郵便局に戻します。全国の郵便局では、その局独自の風景印を扱っているところも多いそうです。私は宿を始めてから風景印の存在を知りましたが、年に数名、風景印集めの旅人が来てくださいます。

善光寺郵便局には善光寺さん本堂と如是姫の描かれた印があり、桜枝町(さくらえちょう)の郵便局にはりんごの形のフレームのなかに善光寺本堂と山門とりんごの花というモリモリの図柄。権堂の郵便局には、アーケードと暴れ獅子。ということで、ぜひ、風景印旅もお待ちしております。

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