本を買い、本を売る

<本をどう買うか>

 みなさんは本を読みますか? 書いますか? 図書館などで借りますか? 買う場合は新書ですか? 古本ですか? どこで書いますか? オンラインですか? 実店舗ですか?

 ということで、今回は質問ばかりの書き出し。ちなみに上の質問は飯室的には全てマル。この本が欲しい!と心に決めている場合はオンライン。アマゾンではなくポイント目当てで楽天BOOKSで買うことが多いです。古本で買う場合は『納品書のウラ書き』が読みたいがために、似たような値段でいくつか出ているとしたらバリューブックスを選んで買う。実店舗で買う場合は最近は朝陽館がダントツに多くなった。潜在的に読みたい知らない本と出会える確率が高い。

 さて、ここまでは「買う人」としてのわたし。

<本をどう売るか>

 1166バックパッカーズでは店頭やオンラインストアでちょっとだけ書籍の販売もしてます。卸値(7〜8掛けくらい)で購入しているし販売時の送料は購入者に負担していただいてはいますが、オンラインストアの手数料(BASEの場合は6.6%+40円)や包材、人件費なんかを差っ引くと、宿にはほぼ残らないくらいのものです。ではどうして販売するかというと、1166bpで販売している書籍は基本的に自分が執筆に関わった『まちのゲストハウス考』(学芸出版社)や『世界で一番好きな店』(麓出版)くらいのものだったので、「知ってもらうことに意義がある! 手に取り読んだ方が泊まりに来てくださるのでは!」なんて淡い期待を胸に販売しています(実際にこれらの本をきっかけに泊まりに来てくださる方は多かったり、ついでに違う商品も一緒に購入してくださったりするので◎です)。

 でもですね。本屋をメインの生業にされている方にとって、オンラインストアでの販売ってかなり難しい問題ですよね。本をオンラインでいくら販売しても手元に残る金額はわずか。うーん、悩ましい(んじゃないかな、と勝手に想像しているだけですが)。

<ゲストハウス関連の新書販売始めました>

 で、ようやく本題。1166バックパッカーズでは、新たに『ゲストハウスがまちを変える: エリアの価値を高めるローカルビジネス』(学芸出版社)という新刊書籍の販売を始めました。ゲストハウス品川宿など4宿を営むタカさんこと渡邊崇志さんと、Footprintsのダリちゃんこと前田有佳利さんの共著。自分は宿屋なので知っている情報ももちろん多々なんだけれども、他地域のことなんかはとくに「あぁ、聞いたことあったなその問題…」なんて復習にもなり、またきちんと順序立てて文字に、言葉にされていて、タカさんの体験が情報を肉付けしています。もし自分が開業前であれば飛びつくバイブルだと思うし、そんな本が存在する時代に宿を開業する人はラッキーだなぁなんて思う。加えて、羨ましくなる、というか自分もちゃんとやろう!まだまだやれることたくさんあるな〜!と思えた。

 今回この本は、店頭では書籍単体で販売していますが、オンラインストアでは書籍単体だと利益がまったくゼロになるので(しかも購入者にとってはアマゾンや楽天ブックスなど送料無料でポイントも貯まるところで買うのがお得!だと思うので)、1166バックパッカーズのオンラインストアでは、オリジナルのデニムトートバックとセットでの販売にしました。個々に購入するよりもお得になっています。

てことで、最後は宣伝になっちゃいまいたが、どこで買うにせよ、これからゲストハウスを開業したい方や、地域で何か活動を行いたいかたにとってはマーカーしたいところが多い1冊だと思います。ぜひ。

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