宿に集まる人たちで出来あがった周年祭

先週の土曜日に1166バックパッカーズで12周年の感謝祭を催した。(あれからまだ1週間も経っていないが、先月のことのようにも感じる。その理由は、ほかならぬ。周年祭翌日に自宅の引越しという強行スケジュールを遂行したからなわけだけれども。)

周年祭が恒例行事になった

自分は小学校くらいのころから遠足や運動会のようなイベントが苦手で、できればいつもと同じ時間を過ごしたかった。加えて自分で、「自分の誕生日を祝うからみんな来てよ」というのは恥ずかしい。そんな理由で、周年祭は特段恒例行事というわけではなく、やらなかった年もある。そんな期間を超えて、この数年の連続開催でわかってきたのは、「周年祭のときは、いつもは “宿泊者” や “近所の人” という立場の方ともっと近いところで関わりたい」という願い。そして「卒業したスタッフとも引き続き接点を持ちたい」という願い。そのふたつの願いだけを真ん中に置いて、そのほかは無理なく、集まってくれたメンバーでやる。大切なのは「何をやるか」ではなく「誰とやるか」。そう思うと周年祭に対するプレッシャーはあまりなくなった。

画像1

今年の関係者たち

今年は昨年に引き続き卒業生枠として、珈琲屋さんに就職したナオくんと自分でベーグル屋さんをやっているミミズク堂さんが出店。以前よく顔を出してくれていて今はカフェ店主となったYUKI.RIちゃんには焼き菓子を作ってもらい、ロジェさんに豚汁とおにぎりをお願いする。近所のまっすーくんは仕事が忙しくなってあまり顔を出せなくなったようだけれども今年の周年祭も写真を撮りに駆けつけてくれた。毎度のことのように打ち合わせもしていないのに場所も労力も提供してくれる隣人一家に感謝だし、ご近所枠では頻繁に顔を出してくれる社会人の兄さんがチャイ屋さんとして、宿の設備関係でお世話になっている本業電気屋さんは蕎麦打ちを披露してくださった。6歳になった我が子はビンゴ屋さんとして、お友達はスライム屋さんとして出店。初めてくる子には「楽しんでる?」と声をかけるたくましさ。現役スタッフで元保育士のドイちゃんは集まった子どもたちと縄跳びをし、テラシーは得意の一輪車ライブを。

画像11

画像2

画像3

宿の力ではなく、宿に集まってくる人たちの力

集まった人たちがそれぞれの得意なことを提供しあって成り立つ周年祭。それは1166バックパッカーズの通常営業と通ずる。1166バックパッカーズも、宿自体として別になにか特別なことができるわけではないんだけれど、ここにその場所があることで人が集まり、その集まってきた人たちのパワーで良い時間が流れ出す。あらためて、ここに集まってくれる人たち、関わってくれる人たち、これなくとも遠くから思ってくださる人たちに感謝。来年も13年目の感謝祭ができればいいな、なんて思っています。

画像5

DSC01638のコピー

画像6

画像11

画像8

画像9

画像12

画像10

コメント

タイトルとURLをコピーしました