飯室の思う裁量権、事前相談、事後報告

ツイッターにやってきたリプライ

2023/1/13、飯室のツイッターでの投稿
これを受けて、飛騨高山ゲストハウスとまるの宿主・しんごさんからリプライが

「信頼できる対応」を分析する

 飯室はどうして「現スタッフ2名のゲスト対応はこれまでで一番と言っていいくらい信頼できる」と書いたのか、それを分析して、もう少し丁寧に書いてみる。
 現スタッフ2名は、けっこう事前相談や事後報告なしに好きなことをやっている(ように私の目には映る)。

現役スタッフの実際

 ある程度の裁量が任せられていると彼らは思っている。私としては、その裁量の範囲を明言したつもりはないが、現状、彼らはほぼ間違っていない方向に舵をとっているので、そこに対して「信頼できる対応」と書いた。

 例えば、彼らはよくゲストと鍋をしたり、何かを振る舞ったりする。私としては「宿で余っている◯◯をゲストに振る舞っていいですか」とか「ゲストと一緒に鍋していいですか」とか、これをひとつずつ事前相談してほしいわけではない。どうぞ場の流れでやってください、と。

 ただ、例えば鍋で盛り上がっているラウンジに新たなチェックインの方が現れた時のフォローはなかなか難易度が高い。想像してもらうとわかるだろうが、盛り上がっている場所にあとから訪れるのは気が引けるものだ。その辺をうまく対処できたのかオーナーとしてはとても気になる。なので日報には「どんなふうに過ごしたか」を記載する項目を立てているので、そこには記載してほしい(つまり事後報告)。

 事前相談は必要ないと言ったが、ある程度事前にスタッフのなかで決まっている予定なのであれば事前に「今日〇〇振る舞おうと思うんですけど、いいです?」と聞いてくれれば、「じゃぁ冷蔵庫に△△余ってるからそれも使って」とか「その準備にかかったもの、こっちで予算出すよ」なんて話もしやすいのも事実。

 「全着しているので宿閉めてゲストと飲みにでかけてきます」というのは事前相談があって然るべきだと思う。その間の給与は発生しているし、内職は山ほどあるし、外出している間にウォークインがくることだってあるかもしれない(その辺は現スタッフも事前に相談してくれている)。

こういうのは事後報告してほしいパターン

これまでのスタッフとの対比

 これまでのスタッフに関していうと、どこまでやっていいのかに悩み、とりあえず「やらない」選択をしていたスタッフも多かったと思う。それは、当たり前だがスタッフ個々の批判をしているというのではなく、私が裁量を明言していなかったからで、スタッフとしては「どこまで自分の判断でやっていいのかわからない」状態だったと思う。

 加えて、現スタッフ2名は1+1=2ではなく、相乗効果で1+1=3以上になっている感じも見受けられる。同時期に働くスタッフ同士はたいてい相性がいいんだけれど、今回は特に宿にとって良い方向に伸びている。さらに、これまではアルバイトスタッフ3名で1週間を回すことが多かったので、それぞれが夜にポストインするのはおおよそ2~3日。今は2名で回しているので、3~4日。これも大きな差。職場に関わる時間が長いほど、仕事は人ごとではなく自分ごとになる。

最後に

 つまり前述の「現スタッフ2名のゲスト対応はこれまでで一番と言っていいくらい信頼できる」というのは、現状、彼らが自分たちの判断で行っていることがゲストも喜べることであって、その取捨選択のセンスを私は信頼しているということ。一方で、事後報告すらないことが多いので、その辺りはコミュニケーションをとってゆきたい、と考えている。

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