お店店主の「取材」対応の悩み

お店店主の「取材」対応の悩みは似ている。それは取材を受けてがっかりした、ということです。内容が誘導尋問的でがっかり、調べればわかることを調べてこなくてがっかりの二つにだいたい二分されます。

先日のサロン文化大学のイベントで、鳥取でゲストハウスを運営する蛇谷さんはメディアの取材をすべて断る実験中と話し、そのことについてカノさんどう思う?とイベント終わりに訊かれました。僕はメディアは関係なく、取材申込者の態度を見て直感で選んではどうかと答えました。

僕は普段インタビューする側で今年は広報の仕事で取材されるほうも経験してはっきりわかったのですが、取材の申し込みがうまい人は取材もうまい。取材の申し込みが下手な人は取材も下手ということです。

記者やライターは文章を書くのが上手な人と誤解されがちですが本当は本質のところを聞き出す能力の高い人が真の記者でありライターだと僕は思います。だから取材したい人のふところにうまく入り、予定していた答えと違っても、それを楽しんで構成を立て直すことができないといけない。この感覚が抜けている人はコンテンツを埋めるための作業として取材をしようとするから相手にがっかりされます。

逆に言うとお店店主は取材がうまい人と仲良くなっておくと、何か新しいことをするときなどいろいろ応援してもらえる状態になります。良い記者はコンテンツを埋めるために記事を書いているのではなく、メディアを使って町のにぎわいを紹介し、さらに新しい風を町に送り込もうとしているから町のDNAであるお店店主に注目しています。

だからメディアを選ぶというよりも、取材申込者の態度をみて、取材を受けるか否か直感で決めるのが良いと僕は思います。