つい先ほど噂に聞く2.5次元の仕掛け人、演劇プロデューサーの松田誠さんを情熱大陸で知りました。
市場規模130億円
女性客が多く、宝塚ファンのお客様のような感じでした。2.5次元ってそういうことか〜。市場規模130億円なのだとか。
役者が無名でも企画次第でお客は呼べるという思想があり、劇場に来たことがない人を劇場に呼ぶという野望を胸にいろいろ企画されている様子です。
松田さんが経営されている会社「ネルケプランニング」はこちら。
松田さんは企画を考える際、大切にしている3つの流儀があります。あ、NHKの仕事の流儀みたいになってしまいました。
企画に必要な3つの柱
- 話題性があるか。
- 将来性があるか。
- お金になるか。
2個なければつながっていかない。
松田誠さんのインタビュー記事より
以下、松田誠さんのインタビュー記事から引用させていただきます。
見巧者を増やすための試行錯誤
舞台と客の間をつなぐための試行錯誤が見えてきます。
でも想像しないことも起きました。お客さんが舞台の見方を知らなくて、キャラクターのファンだから例えば手塚が出てくると「手塚!」と叫んだり、名前を書いたボードを振りかざしたり。好きなキャラクターのコスプレもしてくる。コスプレは気が散るとか、ボードで舞台が見えにくいとか、ミュージカルなんだから声をかけるなとか、ファン同士で論争になった。役者もやりづらいというので、ホームページを使ってルールを周知しました。
2.5次元ミュージカルとは?
それが2.5次元ミュージカルの大きな特徴だと思います。筋立てしながらお話すると、日本の演劇っていわゆるスターシステムが主流なんですよ。人気役者を見るのが目的で、有名な人が主演しているから見に行くという動機が圧倒的に強い。でも欧米の場合は作品やテーマを見に行く層が非常に大きい。劇団四季さんがやっていることがまさにそれなんですが、例えばお客さんは『ライオンキング』を見たくて集まります。
演劇プロデューサーとしての仕事
舞台と客席の間をうまくつないでいるなあ。家にいる人を引っ張り出すためのトライ&エラーを繰り返しておられる。というか演劇プロデューサーの仕事の工数が多すぎると感じました。
顧客層の拡大
ゲームやアニメのコンテンツを使って顧客セグメントを広げ、なんとか演劇の未来をつくるために見巧者を増やしていこうという姿勢がひしひしと伝わってきました。