「住み開き」のリスクとそのリスクを回避する3つの方法

数日前、 住み開き: 家から始めるコミュニティという本を出版されたアサダワタルさんにお話を聞いてきたのですが、その取材の模様は次回の雑誌「大阪人」に掲載されますのでお楽しみに。

住み開き: 家から始めるコミュニティ
住み開き: 家から始めるコミュニティ

「住み開き」とは自宅や個人事務所を代表としたプライベートな空間の一部に、本来の用途以外の新しいアイデアを盛り込み、さまざまな人が集えるパブリックな空間へと変えてゆくその活動、もしくはスペースを指す。不定期のホームパーティーや自宅での文化教室のような定番モノから、芸術家のアトリエ、屋上ガーデン、ヘルパーのサロン、私設図書館や博物館など様々な分野での実勢が全国各地に展開されている。

僕自身はサロン文化大学を中崎町の事務所兼自宅で開催していたときにアサダさんから取材を受けました。そのときの記事はこちらです。現在は結婚して寝屋川に住んでいるので、サロン文化大学はお店や個人宅などいろんな場所を間借りさせてもらって開催しています。

2004年から京都・静原で開催している石窯を使ったパンづくりのワークショップ(以下、石窯パンと記載)も友だちの家で開催しているので住み開きの文脈に近いことをしていると思います。本には住み開きのコツとして少し触れられていますが、リスクのほうを住み開きをはじめたいという方によく聞かれるのでまとめておきたいと思います。

申込者の連絡先を必ず聞いておく

石窯パンをはじめた当初、参加したい方は掲示板に書き込んでください、という単純なやり方をとっていました。その後、個人宅で開催されているパン教室に参加されたことのあるお客様に親切に教えていただいたのですが、そういう教室を狙った空き巣がある、ということでした。空き巣対策として、お客様から申込の際、本名と連絡先と住所を聞くようにして、開催場所を郵送で送ることでリスクを減らしておられた、という話を聞きました。狩野の場合は郵送まではたいへんなので個人宅で開催するときは念のため連絡先をお聞きするようにしています。カフェで開催するときなど、最初から開かれている場で開催する際はfacebookの参加ボタンを押してもらうなどカンタンな方法をとるときもあります。どちらにせよ石窯パンでお客様から聞いた話が原点です。

歓迎していない行為を申込者に先に知らせておく

石窯パンもサロン文化大学も、料理や手芸など、関心領域が同じ分野である人が集まるので、みなさんイベント終了後に仲良くなって帰られます。たまにカップルが誕生することもあります。それは健全でいいなあと思うのですが、声をかけた相手がその話に本当に興味があるのかどうかヒアリングせずに、自分の話ばかりする人もごくごくたまにおられます。これは別にどこの世界にもおられますが、狭い空間だと逃げ場がないので自己責任に頼らざるをえません。サロン文化大学では念のため「お願い」という文章を記載しています。申し込みの際、念のためよくある質問を読んでくださいと書いています。

助け舟を出してくれる人を用意しておく

それでも自分にとって困ったことはやってきます。主催者である自分の器が狭いだけかもしれません。接客業の経験が高ければ回避できることかもしれません。自分が手に負えそうになくても、それを事前に知ってくれている人がスタッフや参加者にいれば案外回避できることかもしれません。

え?そんなの当たり前じゃない?と思う方もいらっしゃると思いますが、主催者がなるべく楽しんで過ごせる方法を模索したところ、上の3つが大事と思いました。万札のおつりを用意しておくこと、など細かいことはいろいろあると思います。いきなり自宅ではじめる前にオープンなスペースを借りてみるというのも手だと思います。

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