まちに「必要!」と感じたものは、話し合いを重ねてみんなでつくっちゃう。韓国ソンミサン・マウルのまちづくり先進事例

acts
画像はソンミサン・マウルの事業・活動(2010年の活動報告より)

南千里のラコルタ韓国ソンミサン・マウルのまちづくり先進事例を聞きに行きました。話し手はNPO日本希望製作所の桔川純子さんです。そのお話のメモを忘れないうちにまとめておこうと思います。

(以下、”きょうどう”という単語が共同なのか協同なのか協働なのかを書き分けるのがめんどくさいので適当に書いています。)

ソンミサン・マウルってどこ?

ソンミサン・マウルとはソウル市内25区のひとつ、麻浦区の城山洞にある小山を中心とした地域のこと。1994年に子育て世代となった25世帯の386世代(1980年代に学生運動に参加した人たちを指す)が、ともに子育てするために集団移住した背景があります。

まちの雰囲気はこちらの視察動画がわかりやすいですね。

“しごとが生まれるコミュニティ”から学ぶ〜ソンミサン・マウル協働視察プロジェクト! from Akatsuki on Vimeo.

はじまりは子育てから

彼らは子育てしながら働くために、共同保育の場をつくります。そのために協同組合をつくります。コミュニティに関わるメンバーは約1000人。安全で安心な食べ物をえるために生活協同組合もつくります。合意形成を重ねます。中には喧嘩別れして離れていく人もいたようです。

そんな中、行政が、まちのど真ん中にある小山を削って貯水場をつくろうとしたことに住民たちが反対し、コミュニティに一体感が生まれました。コミュニティは大きくなり、共同保育だけでなく、代案学校という形態のソンミサン学校が生まれます。

代案学校なので、文部省にあるところからの指導を聞く必要はなく、授業の内容を、親と先生と協同でプログラムを開発していくのです。そのテーマはズバリ「衣食住」。例えば4年生になると、家庭科の授業のように料理をつくるだけでなく、それを地域の高齢者に提供し、いっしょに食べるということをされています。

この生きる力を身につけるプログラムには、韓国社会の受験戦争が背景があります。

必要に応じて活動が生まれる

さらにコミュニティはコミュニティカフェを生みます。お茶を飲むというよりも、子どもたちのセーフティネットのような意味合いで、共働きの両親が帰ってくるまでの間の時間を、カフェスペースで宿題をしながら過ごすといった感じです。

そんなふうに”必要”に応じて活動が生まれていきます。例えばソンサミン劇場、コミュニティレストラン、コーポラティブ住宅などなど。どの文脈の話か忘れたメモですが、シングルの人たちはどう町に関わっていくか。ということも考えられているようでした。

そのあたりのことがこちらのslideshareにまとまってました。

現ソウル市長はほかの地域にも拡散してほしいと依頼し、ここで培った経験と知恵がほかの地域に提供されはじめているようです。

ソンサミン・マウルの文化(合意形成を放棄しない。対立、葛藤から逃げない。やりたいことはやる、リスクも引き受ける。)から学ぶことは多いと思うので、いい加減ながらもメモを残しておきました。

そのほかのメモ
世田谷トラストまちづくり(空き家対策)
関内フューチャーセンター(ソーシャルビジネスの事例)
edge(ソーシャルビジネスの事例)
ドネルモ(ソンミサンマウルの事例をHPに掲載している団体)

ちなみにラコルタでは5月から吹田ではじめるソーシャルな生き方「eNカレッジすいた」がはじまるようですよ。

▼まちづくりの先進事例に関心のある方は、こちらもよろしければどうぞ。
greenz.jpで「宝塚映画祭」の記事を書かせていただきました。
greenz.jpで「おてらハプン!」の記事を書かせていただきました。
こうすれば、”まち”は動き出す!「水都大阪」プロデューサー泉英明さんに聞く「あらゆる人の巻き込み方」
greenz.jpで”見守り情報誌”「omusubi」の記事を書かせていただきました。

スポンサーリンク







シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク