数日前、「マーケットでまちを変える: 人が集まる公共空間のつくり方」の著者、鈴木美央さんがゲストのコミュニティ界隈楽屋ニュースに参加しました。
本のタイトルどおり、マーケットがまちを変えている例は、greenz.jpでこちらの記事を書いたので実感があります。
というわけで後日、本をゲット。
本書ではマーケットがまちを変えることが主軸で書かれています。本書におけるマーケットの定義(p25)はこちら。
1 屋外空間で売買が行われていること
2 入場に制限がないこと
3 仮設であること
4 伝統的な祭り・フリーマーケットを除く
このblogでは鈴木さんの話を聞き、本を読んだからこそわかった、「マーケットやマルシェの主催者・出店者が、開催前に知っておきたいこと」を書き留めておきたいです。
というのも今回のお話を聞いて、いつかサロン文化大学のマーケットをどこかで開催してみたいと思ったからです。
僕はこれまで遊びや仕事でマーケットを企画したことがあります。
本書を読んで、マーケットを企画した当時には見えてなかったことを中心に、自分用にメモしています。下敷きは6章のマーケットをつくってみようです。
マーケットをつくってみよう
柳瀬川マーケットの経験をもとに時系列で紹介されています。
準備編
目的とコンセプトを考える
前述の中崎町でのフリーマーケットは、国際支援系のNPOの方が、ブースを通じて一般の方とおしゃべりする機会を増やすことを目的にしていました。
本書では
目的はいくつあってもよく、例えば
・高齢者の居場所
・スタートアップ機会の提供
・食育の場
・地域コミュニティの活性化という、それぞれは関係していないことをひとつのマーケットに盛り込んでしまってもいい
と記されています。
仲間を集める
場所を探す
クリアしなくてはならない法規が役立ちます。
(以下、大阪市内を例にリンクをはっていますが、開催場所の自治体の該当ページを参考にしてください。)
道路の場合
道路占用許可
道路使用許可
公園の場合
都市公園占用許可
公開空地の場合
占用許可
ほか
音漏れ問題は地元の自治会でしょうか。
収支を考える
出店者を集める
・公募か、一本釣りか。
・最適な店舗数。
空間を設計する
ガーランドの重要性。
鈴木美央さんはコミュニティ界隈楽屋ニュースで、
目線より高い位置にガーランドがあることで、空間が建築になることに気づいた。
と話されていました。表現がかっこいい!
食品を扱う
・保健所で聞く。
・許可や届け出を行うのは販売者であり運営者ではない。
お客さんを呼ぶ
雨天時の対応を考える
当日編
準備する
開催する
片付ける
後日編
マーケットを育てる
まとめ
自分が気になったところだけメモを詳しく書きました。以上の中で、僕がまったく準備できていないものは場所。良い条件の場所を見つけたいです。
メモ
・5章のマーケットが生み出す15の効果と、効果を引き出すアクションの切り口や視点を、僕がいま書いているものに生かしたい。
・ハートビートプランの園田さんが登場(p176)