2018年5月10日のクローズアップ現代プラスは五月病がテーマでした。
どうもだるかったり眠気があったりという方必見の五月病特集です。
連休明けに「通勤電車で具合が悪くなる人続出」という言葉がネット上で急上昇しました。
漫画家の田中圭一先生はご自身の体験談を話されていました。
「うつ病になっても抜けた時にですね、何が自分のトリガー引き金になるんだろうということを8年間ぐらい日々の精神状態や気持ちのデータをグラフ化してみたところ、3月と5月と11月に谷間があったんです。共通するものは何かと考えると、日々ですね10℃くらい温度差があったんです。気温差で一気に気持ちが落ちてしまう」。
4月は新年度でプレッシャーの集まる時期。5月の連休でリラックスできないとGW明けがプレッシャーになるとのこと。
ある会社(NHKなので社名は出ません)の紹介。
心の天気予報というアプリ。出退勤の時に必ず自分の心の状態を6つの天気マークで会社に送る。離職者が減ったそうです。今では60社が利用しているといいます。
ベンチャー企業の石田有さんは「管理職としての後悔があった、新人のメンタル不調に気づけかなかった」と言います。採用氷河期だからこそ今いる社員が安心安全な職場にしたいと語りました。
武田真一キャスターは社内のお医者さんに相談したり、薬をもらったりしたことがあることを同僚に話したところ、鎌倉千秋キャスターが、「私も初めて聞いた時に、先輩がそれをオープンに言ってくれると後輩はそういう事って話していいんだと感じた」と話されていました。
医師の武神健之さんは祝日のない6月が鍵で、金曜日などに休みを入れて、3連休をつくってリフレッシュすることを提案されていました。マラソン選手は喉が乾いたら水を飲むのではなくて、走る前から給水ポイントを決めていると例えたところが印象的でした。
5月病の方がもしいらっしゃったらどのように支えていたらいいのかという質問には、「いつもと違うけれどどうしたの?」と話を聞いてあげることが大事と語っておられました。田中さんはうつの経験者としてこう語ります。
「何かしらちょっとだけ褒められる事ってのもあるのかなということ、例えば事務処理能力高いんだねとか細かい気配りできるよねってそれを一回でも聞いたらもう心の中で何十回も反応するんですね」
どこかのタイミングで厚切りジェイソンさんが「日本は何でも改革って言いがち」と言っていて「確かに!」と思いました。
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