もっと大きな写真はこちらです。
Instagramやtwitterに「淀屋橋駅の剥き出しの壁がカッコいい。このままのほうが趣があると思う」と書いたところ、あまりに反響が大きかったのでちゃんとblogに書き残しておきたいと思います。
いつのまに壁のカバーがなくなったのかわからないのですが、twitterにコメントいただいた高岡さんの話によりますと、将来的には小綺麗な鉄板でカバーするそうです。
もったいない…。とにかく今のうちに「剥き出しの壁の美」をNHK鑑賞マニュアル美の壷風にご案内しておこうと思います。
ひとつ目のツボは、
「壁そのものの風景を味わう」
どっしりとした壁の色彩は、滑り込んでくる鉄の固まりのかっこよさを引き立たせる演出をします。車両が過ぎ去った後の壁そのものの風景も一興です。それ自体がアートとしての魅力に満ちあふれています。
ふたつ目のツボは、
「何を示しているのかまったくわからないチョークの痕跡を味わう」
力強いチョークの跡は、威風堂々とした地下鉄エンジニアの誇りを感じます。何を示しているのかまったくわからない数値や図案を目の当たりにすることで、様々な憶測を生み出し楽しませてくれます。
個人的にはこのまま残しておき、ハード整備よりもソフト整備に予算をまわしてくれたほうがうれしいです。