匠弘堂の宮大工副棟梁・有馬茂さんの取材をさせていただくために京都へ。
汗をかかない事務の仕事を辞め、九州を飛び出し京都へやってきた有馬さん。
拘束時間は長いけど、楽しいから短く感じる。想像して以上に大工の仕事は面白かったそう。
継手や仕口、木の性質、墨付け…。
専門的に覚えることが多く、棟梁に「こんなんもできんのか!」と怒られるたびに、
いつかはこの人の右腕になりたい、恩返ししたいと感じるようになったそうです。
「古釘を踏んでしまって貫通したケガでも、何しとるんやアホと怒られました。それが新鮮でうれしかった」
このインタビューを通して、師弟愛の意味が少しわかった気がしました。