2016年度の水都大阪サポーター「水辺の部活動」のコーディネートを担当させていただいております。第一回目では小雨降る中、中之島公園から船に乗ってなんばまで向かうクルージングを体験していただきました。
今回は雑誌ソトコトの取材も来られていました。7/5発売の8月号で「水辺のまちづくり」という特集が組まれるそうです。
大阪市中央公会堂
集合場所は中央公会堂です。大正時代に建てられ、ダンスやジャズ、演奏会などに使われました。京阪なにわ橋駅の前を通過して、橋を下から歩いてくぐり、中之島公園に向かいます。
バラ園からは、ゲストとしてマツモトタクさんに登場していただきました。
photo タクさんが解説している写真をあとで追加する。
過去の水都大阪フェスの話。バラ園橋をこえて、マツモトタクさんから北浜テラスを解説していただきます。北浜テラスについてはこちらのサイトが詳しいです。
大阪川床 北浜テラス|設置のあゆみ 橋の上から土佐堀川の水辺を眺めると目に入るのは、川に背を向ける建物、街と川を分断する防潮堤。中之島公園や中央公会堂が目前にある環境が十分に活かし切れていません。そんな水辺空間に「テラスが出せたら絶対に気持ちいい!」と2つのNPOが意気投合し、ビルオーナーや河川管理者に提案すべくプランが検討されました。
中之島ローズポート
中之島ローズポートで一本松海運さんのえびす号に乗船しました。こちらは乗船直後の様子。画像は360度回転させることができます。
中之島の東の剣先から30分おきに飛び出す噴水の時間に間に合いました。
天満橋
葛飾北斎さんが描いた天満橋です。wikipediaより引用しました。
By 毎日アート出版株式会社 – http://www.mainichi-art.co.jp/pages/arcadelinks/hokusai-taki/taki.html, パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=9810977
桜宮橋
桜宮橋が見えてきました。通称銀橋とも呼ばれます。
こちらは江戸時代の幕末に人気を博した大阪のガイドブック「浪花百景」収録のさくらの宮景です。
屋形船の上で魚を食べながら、若い男女が楽器を使ってセッションしているシーンです。当時から水辺を楽しむ文化があったことが伺い知れます。
一方、現在の水辺の楽しみ方の話へ。マツモトタクさんはご自身の所属するNPO水辺のまち再生プロジェクトで、大阪ラブボートという遊びをされました。
ボートはレンタルで借りられるようです。
船は東横堀川を南下します。
東横堀川水門
東横堀川水門ではみなさんのテンションがあがっていました。動画は360度回転させることができます。
高麗橋
途中、浪花百景の高麗鉄橋の話をさせていただきました。
本町橋
本町橋ではマツモトタクさんも関わった、社会実験の話です。
西へ向かう川は道頓堀川と名前を変えます。ここからみんなが見たことのある風景に変わってきます。
太左衛門橋
太左衛門橋では浪花百景の道頓堀太左衛門橋雨中について言及し、おおさかカンヴァスの作品ローリングスシーをご紹介しました。
道頓堀に寿司を浮かべる準備中です。 pic.twitter.com/umfEz2lQ2u
— カノ (@kanotetsuya) September 8, 2015
こちらはグリコの看板前です。画像は360度回転させることができます。
湊町船着場
湊町船着場にちょうど1時間程度で到着しました。船を降り、歩いて橋を渡ってオレンジ通りを目指します。
このあたりから少し雨がキツくなってきたので解説は抜きで一気に西区民センターへ向かいます。
ひげ文字スポット
ひげ文字とは、かつて大阪市営地下鉄の駅名の看板に使用されていた書体のことで、大阪市営地下鉄独自のデザインです。昭和40年代からゴシックに書体がかわりました。時々昔の名残が残っている駅があります。ひげ文字が見れる場所の特徴は、昭和40年代よりも前からあるビルに合体している入り口であることです。
西長堀アパート
団地好きにはたまらないスポット。昔、司馬遼太郎さんが住んでおられたことでも有名です。
大阪市西区民センター
そして西区民センターに到着。
今回もグループ内で自己紹介しあうところからはじめました。
グループ内で今回のクルーズ&ウォークの感想を語ってもらうために、まず中央公会堂から西区民センターまでの間で印象に残ったことをご自身の撮影したものを見ながら付箋に落とし込む作業を行ってもらいます。
気に留めたことのメモを見ながら感想をポジティブなものとネガティブなものにわけて、その内容をグループごとに発表していただきました。
最初の印象を細かく分類して記録し、考えることは企画を考える上で重要なので、次回以降に参考になるタイミングがでてきます。
さいごに
関西以外に住む知り合いの方から「大阪に遊びに行くんだけど、どこがオススメ?」と聞かれたらどう答えるか、という宿題を考えてもらうことになりました。知り合いを4種類にわけ、カップルや友だち同士の層、小さなお子さんのいるファミリー層、シニア層、外国人層(特にアジア)というしばりをもうけました。
次回は6/11です。いよいよ水辺の部活動が本格化していきますよ。