京都造形芸術大の公開講座を受け、ゲスト講師から環境型セクハラにあって精神的苦痛を受けたとして、受講していた女性が、大学を相手取り慰謝料など計約333万円の支払いを求める訴訟を東京地裁に起こしました。
会田誠氏
寝耳に水でした。メディアからの取材はとりあえず断りました。自分のツイッターは編集されないので、ここに何か書きましょうか…。
遠い記憶ですが、その夜のトークは僕の通常運転だったことは確かです。通常運転とは、学者や研究者のやる講義からはほど遠い、実作者としての言葉だったことです。(続く— 会田誠 ポスター「疫病退散アマビヱ之図」小説「げいさい」売っております (@makotoaida) February 27, 2019
続き)落ち着いた文化教養講座をイメージしていたなら、すごいギャップがあったでしょう。僕は芸術が「落ち着いた文化教養講座」の枠に押し込められることへの抵抗を、デビュー以来大きなモチベーションとしてきた作り手です。(続く
— 会田誠 ポスター「疫病退散アマビヱ之図」小説「げいさい」売っております (@makotoaida) February 27, 2019
さまざまな声
公開講座で目にした会田作品の扇情性や、授業での発言に苦痛を受けたとの訴え。法の専門家でもないので思いっきり個人的な見解だけれど、心的な苦痛や不安を与えるのも芸術の社会的機能なのであって、それを一元的な価値判断から罰しようとすることを僕は受け入れ難いです。 https://t.co/eaTRwZQTTe
— Taisuke Shimanuki (@nukisuke) February 27, 2019
「作家の作品の是非や、セクハラ言動そのものでなく、そうした環境を作り出したことに問題があった」という論点。作家を訴えないあたり、実にずるいなぁ。表現の自由は理解してる姿勢は見せといて、実は有名作家には、たてつかない姿勢とお金払ってる、卒業生だからと大学には強気なお客様体質。
— ナカワキ (@ken_waki_ken) March 1, 2019
訴えるのは個人の自由だが、会田誠氏の作品を一度もググらずにヌードを通してみる芸術論を聴講しに行ったのだろうか。お行儀の良い場所においても会田氏のアートが知られ注目されるようになったことで、却ってアーティスト自身の表現領域が狭められる危険が生じてしまった。 https://t.co/09fQaHsN4r
— 三浦瑠麗 Lully MIURA (@lullymiura) February 28, 2019
京都造形大公開講座の件、既に傷ついている人間を「わかっていない」と突き放し、さらにボコボコにする修羅のような人が多く、美術に関わる人の倫理が逆に問われているような事態ですね。ジャーナリズムが冷静で裏付けのある記事を書くことを期待したい。
— 小金沢智 (@koganezawas) February 28, 2019
編集中
経過を見守りたいと思います。