2004年10月に京都の静原で初まった「石臼碾(いしうすびき)丸ごと全粒粉のこねないパンとオーガニック料理のワークショップ」が今日で100回目を迎えました。
大阪の中崎町に住んでいた頃、近所のコモンカフェで料理をつくる友だち・鈴鹿樹里ちゃんが、実家(現在のCAFE MILLET)にレストランを出す夢を語ったことにはじまります。
「石窯を使ってパンとかピザを焼きたい。魔法使いのようなおじいちゃんに出会った。石窯づくりもみんなに手伝ってもらったら楽しいかも」
(魔法使いのようなおじいちゃん・竹下晃朗先生と、ゆばーばのような今井先生)
雑誌編集者だった当時の僕は「こうしたら実現するかも」とblogや運営方法をつくり、改善を加えていく中で今の形ができました。
今日配布された竹下先生の思いの中にもありますが、最初からほとんど内容は変わっていません。何気なく配布されたこちらの内容、よく読んでみたらめちゃくちゃとんがった内容!!!!!!!!!なので、参加できなかった方向けに公開したいと思います。
ごあいさつ 竹下晃朗
同じようなパンしかやていないのにいつのまにか100回目になってしまいました! これまで続いたのはミレットの樹里さんのおかげと有難く心より御礼を申し上げます。
いまパンヤは花盛りですが、つくり易い、ポストハーベストや遺伝子組替の輸入小麦にたよるばかりで情けない思いです。
ミレットのパンは、まだどこにもない工夫のある昔の石臼でひく100%の北海道と滋賀県産のまるごと全粒粉をもとに、手間と時間のかかる手仕込みのぜいたくな製法です。
プロであっても普通のパンヤは真似のできない製法ですが、おいしい日本のゴハンに対抗できる唯一の京都生まれのパンです。
フランスパン、ドイツブレッドなどの商品はみなかたちだけのニセモノです。
最近、食パン専門店が各地にできているようですが、こんなパンが売れるのなら、わがロシナンテのブレッドも可能性はあると思います。
小生、元気なうちにこんなパンヤが生まれることを願っています。
竹下晃朗
竹下晃朗とロシナンテ窯 https://www.roshinante.org/
フランスパンをニセモノ扱い!
さすがです。
ちなみに竹下先生は現在96歳です!
今日はジンジャークッキーをつくったり、
もちをついて、
おもちをおもち帰りして、
おいしいオーガニック料理を食べました。
写真はお子さんの顔が写っていないものを公開していますが、実際はたくさん来られています。
アニバーサリーな一日でした。