もし狩野が議員を目指し、地元をよくしていきたくなったらソーシャルメディアをどう活用するのか? これを読んだ候補者がすぐに実践できることを紹介したいので、いろいろ考えてみました。
SNSアカウントを開設しよう
まずはSNSアカウントを開設しましょう。統一地方選挙2019候補者のソーシャルメディアをざっくり見てましたが、意外にも1〜2割程度の候補者がSNSアカウントを開設していません。開設していても数年前から動いていないようなアカウントがあります。
▼参照記事
統一地方選挙2019候補者のソーシャルメディアまとめ
特に無所属の立場で立候補する方などは、政策や考え方がわからず、街頭で演説を聞かないかぎり、人となりがわからない可能性があり、もったいないです。
ソーシャルメディアはいろいろありますが、狩野がもし議員を目指すなら持ちたいアカウントの優先順位はこちら。
Facebookページ
です。
Twitterはタイムライン上でほかの議員や有権者と議論や意見交換ができるからです。Facebookページもできますが、ツリータイプのコメント欄になるので若干自分の意見が目立ってしまいます。できれば対等に議論したい思いがあります。
Instagramは届きにくい若者層に届けば、という淡い期待が込められます。
自分以外に複数人スタッフや手伝ってくださる方が多ければYouTubeのアカウントも開設したいですね。YouTubeを開設するなら3番目につくります。政見放送を配信する際は著作隣接権者の許諾が必要です。
ちなみにオックスフォードではTwitterは票につながるという研究結果もあります。
▼参照記事
MIT Tech Review: ツイッターは票につながる、オックスフォードの研究で判明
定期的にSNSを更新しよう
はじめるのは簡単ですが、定期的に更新することのほうが大事です。更新がなくなると「あれ? この人は選挙のときだけか?」とマイナスのイメージになります。
もし全部更新するのが大変そうであればTwitter限定にしたり、中断する場合は例えばInstagramの投稿で「しばらくTwitterだけの更新にします」など、どこの情報が最新なのかわかるように投稿してください。
投稿は思考のポストを心がけよう
特に選挙活動中はこれらのポストが多くなります。
1 行動をポストする
2 未来の予定をポストする
3 思考をポストする
ですが議員候補の方の投稿を見ていると、ほとんどが1です。2は「いつどこで演説します」的なポストなのでスタッフでも投稿可能です。そして圧倒的に3の思考をポストするが欠けています。
例えば「早朝からがんばって駅前で演説しました!」といった行動をポストするだけで、どんな思いがあるのかがまったくわかりません。早朝から電車通勤する方以外にも何を語ったかわかるように演説内容を要約して投稿しましょう。
というかそれ(会ったことがない人に自分の考えを伝えることができること)ができるのがソーシャルメディアの最大のメリットですから。
投稿するとソーシャルメディア上に自分の分身ができて、別の行動をしている間も勝手に発信してくれます。上手な議員候補の方は動画で撮影して、それを編集して発信されています。
投稿前にダブルチェックを心がけよう
投稿したい内容を下書きに入れて、スタッフに見てもらいましょう。イラッとしないかなど、辛口な視点で文章を読んでもらって、どんな気分になるかのチェックです。スタッフに文面を考えてもらう場合も同様です。
何も考えずに投稿してしまった内容が、火に油を注ぐことがあるので注意が必要です。
▼参照記事
>>> 失敗例から学ぶ、ソーシャルメディア活用事例:炎上リスク
別の候補者の投稿をリツイート、シェアばかりしない
先輩議員の発信情報をシェアするだけで、自分の思考をポストしない候補者が結構な頻度でいます。
これだと何を考えているのかわからないし、自分の意見がないようにもうつります。
有権者が共感できるエピソードを投稿しよう
「保育園落ちた」などと、自分と関係がありそうなエピソードが投稿されていると、あなたのことを知らなくても引き込まれます。なるべく自分と関係があると思ってもらう投稿を心がけましょう。
有権者に知ってもらおう
無所属新人で今SNSアカウントのない方は、速攻Twitterアカウント開設してライバル議員の投稿に議論ふっかけるなどして知名度あげてほしいです。無名のルーキーががんばっていると、反対の意見をもつ人たちに応援されやすくなります。また、街頭演説は一方的な情報発信ですが、web上での議論は比較対象の意見があるほうが印象に残ります。
まとめ
この文章はずっと更新中になると思います。