KIITOへ「売り言葉と買い言葉。2」のお話を聞きにいきました。
講師はコピーライターの岡本欣也さんです。大手企業のお仕事を多数手掛けておられ、ホームページを眺めると「あ、これも岡本欣也さんのコピーなのか〜」と驚きます。例えば、
年賀状は、贈り物だと思う。(日本郵便)
英語を話せると、10億人と話せる。(ジオス)
などなど。KIITO周辺のコピーも手掛けておられていて、そのあたりのお話が聞けました。オボロげながら気になったところをメモしました。
BE KOBE
BE KOBE|世界に知ってほしい、新しい神戸をつくっている100人の話
http://1995kobe20th.jp/
このサイトの「BE KOBE」や、あとに続く文章などつくられた過程の中で、最後に残ったのは「HOPE KOBE」だったようです。「BE KOBE」のあとに「神戸は、人の中にある。」と続きますが、
他の案に、
・神戸は私の中にある。
・神戸は、私の一部です。
・これからも神戸とひとつに。
などなど
あれこれ思案して、
BE KOBE
神戸は、人の中にある。
に落ち着いたようです。何の話の流れか忘れましたが、「ことばのたたずまいの中に、考えていることが透けてみえる」とおっしゃったことにハッとしてメモしていました。
売り言葉と買い言葉
岡本欣也さんが言う売り言葉とは、自分たちを主語として語る言葉のこと。例えばこちら。
トリスを飲んでハワイに行こう!
ベンザエースを買ってください。
買い言葉は、ユーザーとか、まちの人の感情。例えばこちら。
恋は、遠い日の花火ではない。
EARTH MANUAL PROJECT展
ここからはメモが煩雑になってきたので忘れぬうちに列挙しておきます。
コピーのポイント:
予備知識がない人でも、なんとなく重要なところだけ理解してもらう。
災害時に頼れる家は、紙の家。
…体育館に住んでいる人が、どんな気持ちになるかを考えたもの。常識をひっくり返すことで注目してもらう。
ペットボトルは空気を入れる必要のない浮き輪です。
…(空気を入れる必要のない)の部分が発見!
先払いは、絆がないと導入できない制度です。
災害大国は、防災大国に、なれる。
などなど。メモなので、間違えていたらスミマセン。
お話を聞いてからさっそく次の日に同タイトルの著書を購入しました。ただ今おさらい中です。
「売り言葉」と「買い言葉」―心を動かすコピーの発想 (NHK出版新書 412)
ちなみに狩野は、
BE KOBE|世界に知ってほしい、新しい神戸をつくっている100人の話
で、
慈さんの記事を書かせていただいております。ぐっとくる内容になっているのでぜひ読んでみてくださいね。