季節の変わり目はインターネットやSNS講座の依頼が増えます。情報発信をめぐる講座のこれまでの依頼を整理してみました。
(この記事は2013年の年末に整理したものを、2016年の年末に再整理しています。)
ターゲットとゴールのセグメントの仕方で、話す内容が微妙に変わるので、頼まれた順番はバラバラですが段階を踏んだ列挙の仕方にしました。
NPO/NGO向け広報研修
参加者:さまざまなNGOの広報担当者
ゴール:これからアカウントをつくるための参考。今どういう発信をしてべきか。会員はどうすれば増えるのか。
広報がうまくいっているNGO/NPOの事例を紹介しながらtwitterやfacebookなどのソーシャルメディアを使う利点、落とし穴などの話をしました。
これからtwitterやfacebookを利用するにあたり、何を発信していくべきか、twitterの場合は代表アカウントの使い方や個人のアカウントの使い方などを説明しました。「どうすれば会員増加の近道なのか」という声もありました。
参加者のゴールのレイヤーが重なっている部分もありますが、3種類ぐらいにわかれていました。
また、聞いたことを所属団体のメンバーに伝える必要があるからと、レジュメを求める方が多かったです。
寝屋川市役所 ワガヤネヤガワ大学 香里園駅エリア 「まち歩きサポーター」 体験講座
参加者:寝屋川市のまちづくり講座に参加されている方。
ゴール:寝屋川市の魅力を発掘し、発信する。
取材の依頼の仕方、インタビューの仕方、撮影方法、ソーシャルメディア上で活動内容の伝え方などをお話しました。
千林商店街 1000ピースプロジェクト
参加者:千林商店街のまちづくり講座に参加されている方。
ゴール:千林商店街の魅力を発掘し、発信する。
取材の依頼の仕方、インタビューの仕方、キャッチコピーの考え方、facebookグループの活用方法などをお話しました。
あべのハルカスバル、ボランティアサポーター 「まちやイベントの様子をみんなにうまく伝えよう」
参加者:あべのハルカスバル、ボランティアサポーター
ゴール:あべのハルカスバルをうまく伝える。
ゴールがはっきりしているので、他のイベントでどういうふうに伝えていったのか、ソーシャルメディア上で人と人の間を情報がどんなふうに広がっていくのか、そんな話をしました。
NPOかしわらイイネット主催 「まちリポーター+情報デザイン講座」
参加者:webサイト「かしわらイイネット」の読者の方や柏原市で事業をされている方
ゴール:ソーシャルメディアを使うと何ができるのかを知る。
事業やイベントをされている方が多く集まったので、facebookを使った実践の情報発信の仕方をレクチャーしました。
インド・ネパールの貧困層を対象に 自立支援を行うNGOソムニード
参加者:インド・ネパール・岐阜・神戸に散らばっているスタッフ
ゴール:散らばっているスタッフの情報共有、情報発信、自分たちの活動を伝え広げるスキルのアップ
NGOの広報強化研修として、計7〜8回にわたり研修を行いました。スタッフ全員が自分たちの活動を伝えられるスキルの強化を目指しました。
twitterやfacebook、facebookページの見直し、facebookのグループページの活用、youtubeの活用、パワーポイントを使って自分たちのプロジェクトを伝える練習、写真撮影方法など、そのあたりの話をしました。
数回ヒアリングする中で、なぜ団体に所属して活動しているのかを国際支援に関心のない人にどう伝えるのか、という目標を途中から用意するようにしました。
(2016年現在はソムニードからムラのミライという名称に変更されました)
(以下、2016年年末に加筆しています)
茨木市役所 いばらき魅力発信ワークショップ
参加者:facebookが使える茨木市が好きな18〜49歳
ゴール:茨木市の魅力を発信する
水都大阪サポーター2016 水辺の部活動
参加者:大阪在住を問わず、水辺が好きな人
ゴール:水辺の魅力を発信する
和泉市役所 いずみ市民大学まちづくり学部テーマ学科
参加者:?
ゴール:和泉市の魅力を発信する
まとめ
NPOの場合、自腹で参加している方、組織のために担当だから参加している方、組織のためなんとなく参加している方など、参加されている方の置かれている状況によってモチベーションに落差が出ます。このあたりを意識するかしないかで話し方も変わってきますね。
まちづくり系の場合、まちを良くしいきたくて参加している方、誰かに誘われて参加している方、退職後に生き甲斐を探して参加されている方、なんとなく参加している方と、モチベーションの開きがでる場合があります。
また、レクチャーを依頼してくださる主催者側の方に最初にちゃんと広報のレクチャーをしておかないと、講座のターゲットにあった方が集まらないこともあります。逆に上手に情報発信していただくと、その発信の裏側を講座で紹介することができるので話のネタになります。