ファンをつくる情報発信にはソーシャルメディアは欠かせませんが、関西のアートシーンではどのように活用されているのでしょうか。ここでは主に期間限定の芸術祭での使われ方を取り上げてみます。
おおさかカンヴァス
まずは自己紹介がてら、予算が少ない中で無料で使えるソーシャルメディアを活用した例をご紹介します。道頓堀を回転寿司のレーンに見立てた作品のプロモーションです。
のせでんアートライン
のせでんアートラインは、能勢電鉄の沿線や周辺の地域を舞台にした芸術祭です。芸術祭は能勢電鉄沿線で毎週土日に開催されました。
こちらは親子で楽しめる様子がInstagramで多く紹介され、facebookページでもクオリティの高い写真が公開されました。
しかしこちらでまとめた感覚(のせでんアートライン2017の見どころとオススメの店)としては、参加者もアーティストもTwitterユーザーが多かったので、Twitterの公式アカウントが必要だったかなと思います。
はやい段階で #のせでんアートライン というハッシュタグを活用しておいたことで、広く一般の人にも活用されたように思います。
PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭
こちらはただ参加しただけですが、特徴的だったのでご紹介します。京都という土地柄、外国人のお客様が多いので、パラソフィアのTwitterアカウントは日本語用と英語用のアカウントがありました。
Parasophia Official 英語
PARASOPHIA 日本語
元PARASOPHIAスタッフ 非公式
公式ホームページにリンクは見られませんが、狩野自身はパラソフィアのYouTubeアカウントを拝見することが多かったです。
動画は作品をつくるまでのプロセスが見れるので、一度見た作品の背景を知ることができて二重に楽しむことができました。
まとめ
以上は現代美術的分野のごく一部だけを取り上げていますが、作品制作のプロセスがあって、公開されるタイプの芸術祭は、どうしても作品に予算をかけたくなるので宣伝費用は削られていく傾向があります。
その中で活躍してくるのはソーシャルメディアなので、TwitterやFacebookページ、Instagramを日頃から触っていることで、勘どころを養っていければと思うのです。