6/20に大阪音楽大学の授業の中でソーシャルメディアや関西のアートシーンにおける活用事例をお話させていただくことになりましたので、ひとまずサイドバーのタグの中に音楽を追加することからはじめました。
音楽を使ったソーシャルメディア活用事例をリストアップしてみます。
つくり込んだ映像で、まず顔を知ってもらう
22ヶ月間、1,357時間をかけて、30人の人が携わり、28万粒のjelly beansを使ったそうです。映像に手間暇かけることで、映像のインパクトから長くアーティストのプロモーション例として引用される機会をえて、曲を知るきっかけが生まれるという戦略です。
・次の展開が気になる。
・YouTubeの活用事例として、いろんなところで取り上げられる。
有名な曲の力で、伝えたいことを曲の最後まで見てもらう
これはお手製のオープンキャンパスです。大学の雰囲気が味わえて、ホームページからはわからない大学生活の雰囲気を伝えることで、大学生を呼び込むものです。
2〜3分の曲にあわせているので、見ていられるというのがポイント。また、入学すれば先輩になるであろう人たちのソーシャルアカウントからシェアされていくこともポイントです。日本の大学のホームページと違い、海外の大学のホームページは無味乾燥なものが多いので、これを見ると充実したキャンパスライフがハイスクールの学生にも伝わりやすいことでしょう。
・有名な曲ならいつ終わるかがわかるので見ていられる。
・長回しで一切編集しない。
音楽とダンス、映像の力でいつもの場所ににぎわいをつくる
毎週日曜日にカラオケセットをもってくるおじさん。即席のど自慢大会がこの公園の名物となりました。音楽とダンスの力で公園が豊かな場所となっています。観客がYouTubeなどに公開することで情報がどんどん広がり、観光名所のひとつとなりました。
・観客の誰もが簡単にソーシャルメディアに投稿できる。パフォーマンスにも参加できる。
ソーシャルアカウントでなつかしい曲をカバーする
メジャーを目指すアーティストが、名曲をカバーする例はYouTube上にたくさんありますが、こちらもそのひとつ。
・なつかしい曲のチョイスが、同世代だけではなく、アーティスト自身の親世代に響く。
・YouTubeならメンバーの個性を表現しやすい。
なつかしい曲のカバーは顔を覚えてもらう世界共通の手段のようです。
こちらはEarth, Wind & FireのSeptemberをpomplamooseがカバー。めっちゃレコーディングの様子がわかる映像。途中、映像に出てくるおばあちゃん(Jack Conteさんの祖母)のダンスがGOOD! 視聴回数が600万をこえています。
音楽の響きで文化を伝える
Mariachi band outside of Aaron Schlossberg apartment! Latinos will not tolerate racism! pic.twitter.com/oAKsjcvTF9
— TheBolívar (@thebolivar_) 2018年5月19日
ヘイトに対してユーモアでかえした好例。音楽の力で汚い心を浄化させようというものです。
・楽しい企みでクラウドファンディングの仲間を増やす。
今後
今後はメジャー、あるいはインディーズアーティストの活用事例、音楽ホールの活用事例など幅広くリサーチしたいです。
また、もし自分がアーティストをプロデュースするならソーシャルメディアをどう活用するか、という視点でも考えようと思います。