大企業もこんな誰に向けてつくったのかわからない広告をつくるんですね。なぜ自社製品の午後の紅茶を手にしている女の子を小馬鹿にした投稿をするのでしょう?
キリンビバレッジの炎上ツイート(2018年4月26日)
キリンビバレッジの炎上ツイート事例。コメント欄がめっちゃ荒れています。
4月は出会いの季節!ですが、みなさん新生活には慣れましたか!?
みなさんの周りにいそうな #午後ティー女子 を イラストレーターのつぼゆりさん(@tsuboyuri_)に、描いてもらっちゃいました! 確かに、私の周りにもいる…かも!?#いると思ったらRT #私だと思ったらFav #午後の紅茶 pic.twitter.com/NVDbRTzyxu— キリンビバレッジ♪ (@Kirin_Company) 2018年4月26日
発信する前に、「これを読んで楽しい気持ちになる人は誰だろう?」と冷静に考える時間が必要だと思います。
サルベージ
ツイートが削除される前に元の投稿を残しておきます。
ネット上での反応
炎上しているキリンの広告は「あるあるネタで共感させて拡散」というSNS戦略を実施したったのだろうけど、実態は他人を馬鹿にしていて、悪意しか感じないから、午後の紅茶を買おうとは思えないし、ブランドイメージも毀損していて、何故この広告を止める人が社内に誰もいなかったのか、甚だ疑問。 https://t.co/oTt4Nbm6jA
— 町田彩夏/まっちー (@Ayaka_m_y) 2018年4月30日
キリンビバレッジ公式が炎上中ですが、おそらく柳原可奈子のネタみたいな感じで「あるあるw」「めっちゃうけるw」と同性からの共感を得ようとしたんだろうけども、「芸人」と「企業の広報」ではお客さんから期待される役割が全く違うという点に気付かなかったのが敗因だと思う。 https://t.co/kBItqdy9zi
— 深爪@新刊「深爪流」好評発売中 (@fukazume_taro) 2018年4月30日
キリンビバレッジの謝罪ツイート(2018年5月1日)
この度、キリンビバレッジ公式アカウントにおける午後の紅茶の投稿について、お客様にご不快な思いをおかけし大変申し訳ございませんでした。深くお詫び申し上げます。
多くのお客様からのご意見を受け投稿を削除いたしました。今回いただいたご意見を真摯に受け止め、今後の活動に活かして参ります。— キリンビバレッジ♪ (@Kirin_Company) 2018年5月1日
しかるべき社内手続き?
キリン株式会社コーポレートコミュニケーション部の担当者によれば、当該のツイートは「午後の紅茶に親しみを感じていただくためにイラストレーションを活用した」企画であった。企画段階から「しかるべき社内手続き」をしていたが、こうした炎上は予期できていなかったという。 「お客様を不快にさせてしまった結果を真摯に受け止め、削除いたしました」と語った。
冒頭で、発信する前に、「これを読んで楽しい気持ちになる人は誰だろう?」と冷静に考える時間が必要だと書きましたが、しかるべき社内手続きをしていたけれど炎上は予期できていなかったそうです。担当者に不快に思う人はいなかったということでしょうか? この返事の仕方で二次炎上が起きないかどうか検討したほうが良い事例です。
炎上を事前に防ぐ方法
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